陶器よもやま話
陶器の制作に関わっている諸兄諸姉、マグカップの取っ手をつくる道具を試作してみたのですがいかがなものでしょうか。 仕組みはいわゆるゆでたまごカッターです。 釣り糸を張った木枠を上に上げ、溝の彫ってある板の上にタタラ板を乗せて、 上の木枠をパタン…
うちで使っているのはだいたいこれ。 こういうのってどこかに書いてあるのでしょうか。 陶器は吸水性があるのは以前にちらっと書いた気がします。 その際に、いっしょにニオイを吸着してしまったりすることもあるのです。 うちの食器も吸水性があるのでこう…
電動ノコギリの刃を削って陶芸用の小刀にしました。 固定用の穴が刃にあいていたので、取っ手に穴をあけて目釘を打ちました。これで刃がグラグラしません! 刃は錆止めに油性マジックを塗りたくってあるので真っ黒です。使っているうちにどんどん鉄そのもの…
4日で大きなお皿を作れたら作ってほしいなーとの依頼を受けました。 無茶なー、と一瞬おもったもののこれはなんとかなるんじゃなかろうかと思い直し引き受けてしまいました。そして引き受けるにあたって欲しかった道具を購入しました。 バーナーです! これ…
それが問題だとはいうもののホントはあまり問題じゃないな、と思っています。 好きな方で焼けばいいのです。 ちょっと専門的な話になってしまいますが、陶芸をしている方からぽつぽつと尋ねられたりしますのでここに書いておこうと思いました。 ゼーゲル錐で…
陶芸家 小澤順一さんのブログ「KOSA日記」より。 http://kosanikki.exblog.jp/18258704/割り箸2膳 輪ゴム で出来るトンボです。1膳割り箸を割り、1本を径、1本を深さ+2〜3cmにカットします。 径と深さを組み合わせ輪ゴムで固定します。 もう1膳を割らずに…
自身の覚え書きも兼ねて。 土をこねて形を整えて焼けば陶器になります。 ホームセンターに売っている園芸用の土、 小学校の校庭グラウンドの土、 地肌が露出している駐車場の土、 山から掘ってきた土。 そんな土でも、加工手順を踏めば陶器にできるのです。 …
陶器をつくろうとおもって学校に行き、現在は窯元で働いているわけですが、そのような場所なので土やら道具やらはすっかり揃っておるわけです。 そこでぼくはなんとなしにそこにあるもので、そこのやりかたで、ほいほい器やらなんやらを作っておりました。 …
穴あけ。陶器用の穴あけはポンスと呼んだりします。 主に筒状のものをポンスと呼ぶのでこれは穴あけと言った方がいいかもしれない。 傘の骨を切って広げ、筆の柄に粘着テープで巻きつけたもの。先端をけずり、端が刃になるように削ってあります。 傘の骨は割…
焼き物と型は切っても切れないくらいつながりが深いものです。 多くの窯元で器づくりや人形作りに型が利用されています。 型をつかえば簡単に同じ形を作ることができるので、成形が楽です。 手づくりだとパッと見は同じものでも微妙に形が変わってきますが、…
陶芸にかぎったことではありませんが、陶器を作るときにはいろいろな道具を使います。 一番最初から話をすれば、土を採るためのショベルカーからになったりしますが今回は一番有名そうな道具、ロクロについての話をしたいとおもいます。まずロクロとは。 ロ…
普段使われている陶器という陶器はすべて約1250度という高温で焼かれています。 日常でつかわれることのないこのような高温を作るには窯が不可欠です。陶芸・・・窯・・・と聞いてイメージされるのはまず炎でしょうか。 熟練の職人が噴き出す炎を見つめなが…
土を焼いて固め、器として使うというのは1万年以上も前から続いているというのは驚きです。しかし、磁器の登場はだいぶ後のこと。 磁器が発明されたのは11世紀の中国といわれています。 今日はすべて磁器のお話です。ヨーロッパの磁器が世に出てくるのはもう…
陶器と磁器の違いってなんでしょう? 陶磁器という言葉もあり、似たようなものではあるんです。しかし陶器と磁器ではだいぶ性質が違っています。 陶器はぼってりしていて、叩けばゴンと音します。 磁器はシャープで、叩くとキンと音がします。 これらは見分…
そもそも陶器とは何でしょうか?粘土を高温で焼いて固くしたもの、というのは確か学校の社会の時間に縄文土器のあたりで習ったような気がします。 確かにこれで正解なのですが。ですが。何で粘土を焼くと固くなるんでしょうか?1000度以上の高温で粘土を焼き…