よもやま話1 そもそも陶器って何?
そもそも陶器とは何でしょうか?
粘土を高温で焼いて固くしたもの、というのは確か学校の社会の時間に縄文土器のあたりで習ったような気がします。
確かにこれで正解なのですが。ですが。
何で粘土を焼くと固くなるんでしょうか?
1000度以上の高温で粘土を焼き上げると、粘土の中の成分が熔け出します。
そして1000度以下になると徐々に固まり、冷えて固まれば陶器のできあがりです。
(このあたりは詳しく話すと頭がこんがらがりそうな化学的な話になります)
さて、高温で熔けて固まったからなんなんだ、ということですが。
地表にはこれと同じ工程で作られた物質がゴロゴロしているんです。
それは何でしょうか?
答えは岩です。
詳しく言うと、マグマが冷えて固まった火成岩という岩です。
粘土の成分も岩の成分も大半は同じもので出来ているんですよこれが。
(このあたりは詳しく話すと頭がこんがらがりそうな化学的な話になります)
陶器も火成岩も、熔けだしてやわらかくなった珪素などの成分が冷え固まってできたものなんです。
要は、陶器っていうのは・・・
人工的に形作った岩、なんですね。
あと陶器の話を詳しく話そうとするとめちゃくちゃ面倒な話になるってことですね。