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陶器の工房 .Sue

ちょうどよくてちょっといい、普段使いの陶器を世の中に提供していこうとおもい活動しています。


よもやま話3 海外のやきもの ドイツ・マイセンのはじまり

土を焼いて固め、器として使うというのは1万年以上も前から続いているというのは驚きです。

しかし、磁器の登場はだいぶ後のこと。
磁器が発明されたのは11世紀の中国といわれています。
今日はすべて磁器のお話です。

ヨーロッパの磁器が世に出てくるのはもうちょっと後になりまして、17世紀ごろ。

時は大航海時代
ヨーロッパの船団が世界中をかけめぐり、富や文化、あらゆる品物が世の中を渡った時代です。
東から渡ってきた交易品のなかには中国の白磁もありました。
当時のヨーロッパには真っ白な器を焼く技術がなく、磁器は交易でしか手に入らない高級品。
どうにか自分たちで磁器がつくれないものかとヨーロッパ各国が研究していました。

しかし磁器を発見したきっかけは金でした。
金を作り出そうと研究している錬金術師の手でその技法が発見されたのです。
当時の錬金術は最先端の化学で、その研究のなかで発見されたものも少なくありません。ヨーロッパの磁器製法もそのひとつ。

今はドイツのなかのひとつの州となっているザクセン王国。
その国王アウグストは芸術や建築が大好きな人物で、さまざまな芸術品に心血を注いでいたそうです。
国王アウグストは、金を作らせるために錬金術師を幽閉していました。
金の研究とともに、磁器の開発も命じていたのです。

その後首都ドレスデンに「王立ザクセン磁器工場」が設立されます。
これが現在のドイツの磁器メーカー、マイセンのはじまりなんです。
数ヵ月後に、マイセン地方の城内に工房が移されます。 マイセンは地名なのです。


芸術好きの王様が錬金術師を閉じ込めて作った磁器、マイセン。
ってきくとなんだか不思議な感じがしてワクワクしませんか?