陶器は熱量を計って焼くべきか、温度を計って焼くべきか、それが問題だ
それが問題だとはいうもののホントはあまり問題じゃないな、と思っています。
好きな方で焼けばいいのです。
ちょっと専門的な話になってしまいますが、陶芸をしている方からぽつぽつと尋ねられたりしますのでここに書いておこうと思いました。
ゼーゲル錐で熱量(カロリー)を計って焼いたほうが正確な計測で陶器を焼くことができます。しかしながら電気窯のおまかせ設定でぽちっとボタンを押しても陶器を焼くことができます。どっちが正しいの?どうしたらいいの?という陶芸経験者の方から、ゼーゲル錐を使わない奴なんか陶芸家じゃない!という方までいらっしゃいます。
結局は自分がどうしたいのか、あるいはどうされたいのかによるのではないでしょうか。
ここでちょっと陶器を豆腐に例えてみようと思います。(豆腐に関しては素人なので、変なことを言ったらごめんなさい)
豆乳を煮る→にがりを入れる→水を切る→豆腐完成 という流れだとおもうのですが要は水を切れば豆腐になるわけです。
要は土が焼けたら陶器になるわけです。
どちらが優れているとか良いとかでなく
パック詰めして売り場に並べれば多くの人からみればそれはみな豆腐で、豆腐のプロからみないと違いがわからないんじゃないかとおもいます。陶器もまた多くのひとから見ればそれはみな陶器なわけでございまして、じゃあどのあたりを目指すのか、どのあたりを作りたいのか、それを判断する・できるのは自分自身だけです。
どの豆腐にもどの陶器にも良さが、楽しみ方があるとおもいます。やりたいようにやれば良いし、やるべきことがあるならばやるべきことに合わせてやればいいと思うのです。
豆腐は田楽と湯豆腐が好きだなあとおもいます。湯豆腐に重曹を入れると豆腐が溶けだしてとても美味しい湯豆腐になりますのでぜひお試しください。